司馬遼太郎『項羽と劉邦』

2007-11-18 | からnakmas | ファイル: .

『香乱記』に時期的に重なる、秦末から漢成立までを司馬氏に視点で。

あとがきに書いてあるが、
彼がなぜ中国のこの時代を描こうと思ったかというと、
人の、またその社会の極端な典型があるから。

確かに人間性と具体的な行動が極端で、
日本人的は「どうしてそこまで?」とか「この一時期にどうして集中するんだ?」
と考えてしまう。

しかも、戦乱が続き、人が次々に死に、土地が荒廃してもなお、国が興る。
そのまま、『北斗の拳』のような世界になってもおかしくないのに。

いちばん衝撃的だったのは、
項羽が捕虜とした秦兵20万人を、対処に困って、
パニックによって、一度に穴埋めにしてしまう場面。
20万といったら、大合併した地方自治体でも多くがとうてい得られない人口なのに。。。


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