という心構えの方がいいかも。 「婚儀とは、たがいを打ち消す儀式であるといってよい。そこで無にならないと、有は生じないではないか。・・・・・結婚は個と個が寄り添うことだが、ふたつの個がひとつの家のなかに在るのではなく、ふた • もっと読む »
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智を裏うちする情
2011-07-27 | からnakmas | No Comments | ファイル: 本 book.現代[いま]は人情蔑視の時代であるから、人間という生きものは情智ともにそなわってこそ〔人〕となるべきことを忘れかけている。情の裏うちなくしては智性おのずから鈍磨することにきづかなくなってきつつあるが、約二百年前のそのころ • もっと読む »
いろいろな「あお」
2011-07-13 | からnakmas | No Comments | ファイル: 本 book.風は山河より〈第1巻〉 (新潮文庫) 宮城谷 昌光 (文庫 – 2009/10/28) 宮城谷さんの文章は漢文がベースなので、慣れるまでは固いと感じるだろう。日本の戦国期を題材にしたこの作品でもそこはぶれない • もっと読む »
悪と正義の対比は眉唾もの
2011-07-02 | からnakmas | No Comments | ファイル: 本 book.山本周五郎 『栄花物語』 新潮文庫 話の主題の流れは、男女の紆余曲折、いろいろな情況が負のスパイラルに突入して、思いつめた末に身の破滅。。。という純小説的な構成。 この本を読み始めた目的は、田沼意次という人物がどんなこと • もっと読む »